平素より、MINOBE FOOTBALL ACADEMYにご参加、ご協力いただく皆様、いつもありがとうございます。
今回は子供たちの夏休み期間である、8月2日、8月7日、8月9日、8月16日、8月20日、8月21日の6日間(8月23日は雷雨により中止)で夏期限定の特別スクールを開催いたしました。
トレーニング内容も、普段とは違い判断要素の中に“パス”を加えた、個人戦術と判断能力の向上を目指しました。その中で、特に「3つの個の能力」を身につけてもらいました。
1つ目がコミュニケーション能力です。
この能力は、新たな社会やグループで活躍するために、とても大切な能力になります。普段一緒に練習を行うメンバーだけではなく、全く知らないメンバーと共に試合やトレーニングを行う中で、“名前を聞く”ことや“パスを呼び込む”ことは勇気が要ります。
その部分を子供たちが自発的に行うことにより、コミュニケーション能力、いわゆる「人間力」を養いました。サッカーを通し、当たり前のようにできている子もいました。
2つ目が技術的な判断能力です。
この能力は、ボールを保持する時にとても大切な能力になります。
MFAのコンセプトである「恐れずにボールを持つ」能力を活かし、“パス”を用いた判断の中で相手の逆を取るために必要です。ドリブルで相手を引き付けてパスで味方を活かすのか、パスを行うように見せて自らドリブル突破を行うのか。目で見て、頭で瞬時に閃く。2対1や3対2の数的優位の攻撃、また3対3の同数などの局面での駆け引きなど、シュート・フィニッシュまでの逆算したプロセスを向上してもらいました。
3つ目はオフザボールでの判断能力です。
2つ目のようにボールを持つと、相手がボールを取りに来るため、プレーの良い判断をもとめられますが、ボールがない場面、「オフザボール」での動きも同じように大切な能力です。
ボールを保持している仲間の判断をどのように引き出すのかを考えて動きをつけるため、非常に高度な判断能力になります。また自分がどのように受けるとプレーがしやすいのかなども経験してもらいました。最後には空いているスペースに走りこんだり、動きを変えてスペースを作り出す選手も見られました。
サッカーはチームスポーツです。自分がプレーしやすいように、仲間がプレーしやすいように、どう判断してプレーしていくかが大切です。そういった要素を向上させることで、ボールを持っても持っていなくても最善の判断ができる良い選手になることができます。
そしてそういった成長が子供たちから多く見られたことが素晴らしかったです。
今回の特別スクールのように、継続して練習していること(ドリブル技術)と、また違った刺激(パスや判断スピード)も子供たちの成長に繋がります。そして子供たちが身に着けた技術を実際の試合で出すことができると本当にうれしく思います。
特別スクールにご参加していただいたみなさま、本当にありがとうございました。これからもMINOBE FOOTBALL ACADEMYをよろしくお願いいたします。
担当 ひろきコーチ