平素より、MINOBE FOOTBALL ACADEMYにご参加、ご協力いただく皆様、いつもありがとうございます。
今回は子供たちが冬休みの中、12月28日、12月29日、1月3日、1月4日、1月5日、1月8日の6日間で冬期限定の特別スクールを開催いたしました。
トレーニング内容も、普段とは違い判断要素の中に“パス”を加えた、個人戦術と判断能力の向上を目指しました。その中で、特に「3つの個の能力」を身につけてもらいました。
1つ目がコミュニケーション能力です。
この能力は、新たな社会やグループで活躍するためにはとても大切な能力になります。同じチームや同じ会場で練習を行うメンバーだけでなく、全く知らないメンバーと共に試合やトレーニングを行う中で、“名前を聞く”ことや“パスを呼び込む”ことは勇気が要ります。その部分を子供たちが自発的に行うことにより、コミュニケーションという人間力を養いました。サッカーを通し、当たり前のようにできている子もいました。
2つ目が技術的な判断能力です。
この能力は、ボールを保持した時にとても大切な能力になります。MFAのコンセプトである「恐れずにボールを持つ」能力を活かし、“パス”を用いた判断の中で相手の逆を取るために必要です。ドリブルで相手を引き付けてパスで味方を活かすのか、パスを行うように見せて自分のドリブルを活かすのか。目で見て、頭で瞬時に閃く。2対1や3対2の数的優位の攻撃から3対3の同数での駆け引きなどを行う中で、シュート・フィニッシュまでの逆算したプロセスを向上させました。
3つ目はオフザボールでの判断能力です。
2つ目のようにボールを持つと、相手がボールを取りに来るため、プレーの良い判断をもとめられますが、ボールがない場面「オフザボール」での動きも同じように大切な能力です。ボールを保持している仲間の判断をどのように引き出すのかを考えて動きをつけるため、非常に高度な判断能力になります。また自分がどのように受けるとプレーがしやすいのかなども経験してもらいました。最後には空いているスペースに走りこんだり、動きを変えてスペースを作り出す選手も見られました。
サッカーはチームスポーツです。自分がプレーしやすいように、仲間がプレーしやすいように、どう判断してプレーしていくかが大切です。そういった要素を向上させることで、ボールを持っても持っていなくても最善の判断ができる良い選手になることができます。そしてそういった成長が子供たちから多く見られたことが素晴らしかったです。
今回の特別スクールのように、継続して練習していること(ドリブル技術)と、また違った刺激(パスや判断スピード)も子供たちの成長に繋がります。そして子供たちが身に着けた技術を実際の試合で出すことができると本当にうれしく思います。
特別スクールにご参加していただいたみなさま、本当にありがとうございました。これからもMINOBE FOOTBALL ACADEMYをよろしくお願いいたします。